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子供用甚平の作り方。ルームウエアやパジャマにも120サイズ手作り(上着のみ)

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夏祭りやお涼み回、花火大会に浴衣や甚平を着て出かけるのは夏の楽しみですよね。

既製品はいくらでもありますが、かわいい生地でオリジナルの甚平は特別な感じで子供さんが着ると誰より一層可愛く感じます。

5歳の女の子と4歳の男の子の(120サイズ)

子供用甚平を作りました。

甚平の上着と以前作ったパジャマの半ズボンの型紙を使って作ってみたので

作り方を写真と一緒にご紹介していきます。

子供用の甚平はお祭りだけで終わってしまうのはもったいない。

暑い夏のルームウエアやパジャマにも最適です。

お風呂上がりに着やすい前開き紐付き、サラッとゆったりとしたパンツ

着やすく、着心地が良いのでルームウエアやパジャマに甚平は最適ですよ。

この生地では子供用甚平の上着だけの作り方をご紹介しています。

パンツの作り方は↓です。

今記事を制作中です。少々お待ち下さい
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目次

子供用甚平の上着・型紙の作り方

子供用甚平

子供用甚平の型紙はハトロン紙などに直線で下の製図を引いて作ってください。

製図は100サイズ~120サイズとなっていますが

普段の洋服120サイズを着る子供が少し大きめサイズになりましたので

上着丈を5cmから10cm短くすると良いです。

子供用甚平の製図

ほぼ直線で型紙を作ることができます。

子供用甚平の生地の必要量と作り方

バタコ
バタコ

作り始める前に必要な材料を揃えておくことで作業がスムーズに行きますよ

材料

甚平の必要生地寸法はパンツを含む必要寸法です。

  • 綿ブロード生地:110cm幅✕200cm
  • 薄手の接着芯:襟とポケット口分
  • ゴム:パンツのゴム4ミリ幅くらいのものを120cm
  • 飾りボタン:パンツの前後をわかりやすくするための目印

作り方

買ってきた布は必ず水通しをしてください。

水通しのやり方と必要性については早めに書いておきます。

とりあえず買ってきた布は1時間ほど水に浸けて洗濯機で軽く脱水し、干して縦横の生地目を整え、地直しをします。

綿、麻などの生地は水に浸けると縮みます。

縫ってから洋服の状態になって縮んでしまっては着れなくなってしまうので

先に縮ませてから裁断、縫製をします。

1:裁断
生地幅をタテに2つに折り、型紙の輪の部分に注意しながら大きいパーツから並べて裁断していきます。
2:接着芯を貼る
接着芯を貼るときはアイロンは中温で
アイロンを滑らせず、置くような感じで接着芯を貼っていきます。
子供用甚平
襟とポケット口に接着芯を貼ります。芯を貼ったついでの作業としてアイロンで折れる所は折っておきます。方眼用紙でアイロン定期を作っておくと便利ですよ。
襟も幅を2つ折りにし、端から片方を1cmで折リ襟の形になるようにもう一方の端を包むように折り上げておきます。
襟を縫う時に外れないように縫うポイントなので後日別画像で説明をしますね。
3:ポケット口を縫い、3方をアイロンで折り、見頃の左側に付ける。

(付け位置は左脇の袖付位置より下に5cmおりたところがポケット口、脇から2cm内側に付ける。)

ポケット

ボケット付けのはじめと終わりは三角に縫って、力がかかっても破れないようにしています。

内側には共布で力布を付けています。

ミシンの押え金で端からの寸法を合わせて縫うと縫いやすく、同じ幅に縫えるので綺麗です。

職業用ミシンの場合は押さえの歯の縁に布を当てて端から1ミリくらいを塗っていくことをコバステッチといいます。

4:前はし:襟の下になる部分を三つ折りで縫います。

子供用甚平

縫い代が足りていなくて襟をつけた時に少し見えますが気になるようでしたら縫い代を多目に残してください。

アイロンで端から2cmを折り、縫い代を半分に折りながらミシンを掛けます。
5:見頃の脇部分と袖付け部分にロックミシンを掛ける。

子供用甚平

脇にロックを掛けたところです。

ピンは脇スリットの開き止まりの位置。

裾には3cmの折り線を有り論で折り上げ印をつけています。

子供用甚平

右側袖付け側でロックを掛けています。

左が袖口でアイロンで3センチの折り線を付けています。

ロックミシンがない場合はジグザグミシンで縫い代の始末をしてください。
6:見頃の脇を縫いスリットを作り、裾を三つ折り始末する。
子供用甚平
左側が輪で肩山です。
袖付寸法よりも0.5cm余分に残して脇縫いをスリット止まりまでしてください。
脇を縫うのは袖付止まりから、スリット止まりまでです。
スリットにアイロンを当ててミシンを掛ける。
子供用甚平
裾は3cmの折り上げ線をアイロンで印をして1cm折り込みながら
裾ミシンを掛ける。
7:袖下を塗ってロックを掛け、袖口を三つ折りにする。
袖下を縫い合わせ、ロックミシンを掛ける。
袖口は三つ折りに始末する。
子供用甚平
8:袖を見頃に付ける。
子供用甚平
見頃と袖を中表に合わせて袖を付ける。
袖下の縫い代は縫わないでおく。
(少々のズレが出たときでも脇下がつったりしないでキレイの収まるようにするため。)
子供用甚平
この時に見頃と袖のロックミシンが二重になって同じ方向に倒れます。
ロックミシンの位置に(端から5ミリ位のところ)割れないように捨てミシンをすると縫い代がキレイに落ち着きます。
9:襟を見頃に付ける
襟付けは合印がとても重要です。
①後ろ中心から両側に4cmは平らに縫えるところ
②次の4cmはカーブと合わせるところ
③残りは襟の端まで真っ直ぐ縫えるところと分けて考えます。
子供用甚平
先に直線で縫えるところを縫っておきます。
そうすれば
カーブの部分だけになるの
見頃のカーブ部分に端から約0.7ミリの切り込みを1から0.5cm刻みに入れます。
この状態でまっすぐに均すとミシンがかけやすいので
端から1cmを先に縫っているミシンとつなぐように縫っていきます。
子供用甚平
襟が付いたら、アイロンであらかじめ折っておいた襟の形に整えます。
10:襟を縫う
襟の下側の端を縫いひっくり返して整えます。
子供用甚平
襟端を縫ってひっくり返したところ
子供用甚平
ミシンを掛ける表側からピンで裏の襟が外れないように止めていきます。
子供用甚平
ピンを打っているところは裏側の襟も止めてあるので
襟の際を縫っても外れないということです。
子供用甚平
襟が縫えたらもう少しですよ。
10:紐を作り付ける
紐はアイロンで折り、端を始末をしながら縫って
4本作り、
脇から5cm下に付けていきます。
肩上げと言って子供の着物にある肩をつまんで袖丈を調節するところも印どおり縫いました。
体が大きな子供さんだとそのままでも良いかもしれませんので
大きさを調節してみてください。
これで甚平の上着の完成になります。
紐の縫い方は簡単です。別記事で紐だけ丁寧に説明しますね。しばらくお待ち下さい。
バタコ
バタコ

4歳と5歳の孫ちゃんたちにピッタリの甚平ができました!

子供用甚平の作り方。ルームウエアやパジャマにも120サイズ手作り材料と作り方・まとめ

子供用の甚平の作り方でむずかしい所は

細長い襟がうまく付くかな?というところだと思います。

表側から見ながらミシンを掛けますがまち針の止め方としっかりと平らにしてミシンを掛ける事で

歪みが少なくキレイに襟をつけることができます。

長くなったので紐の作り方とパンツの作り方を別記事にまとめます。

合わせてご覧ください。

子供さんの喜ぶような生地を選んで作ってあげてください。

着るとこんな感じです。

今回使用した生地は

服地と生地のマツケさんのプリント生地です。

 

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