1歳になる初めての誕生祝は特別で誕生日プレゼントやケーキのほかに1升餅を背負ったり、選び取りをしたりする昔ながらの風習があります。
最近では1歳の誕生日の一升餅を注文すると背負えるようなリュックがセットになったりしていますね。
ネットを探していると一升餅リュックの型紙や作り方を紹介しているサイトが沢山ありました。
その中から形がコロンと可愛くて一升餅リュックに使った後も2歳くらいまで使える
てしごと家ロングテールさんの印刷して使える型紙をダウンロードして作ってみました。
今はお餅は自宅で作られる方は少ないと思いますが我が家は田舎でもち米も、餅つき機も自前ですので曾孫の為に82歳のおばあちゃんが作ってくれました。
一升餅リュックの型紙をダウンロードする
一升餅も入るというベビーリュックの型紙を無料で使わせてもらえるサイトがあります。
このページには、私が個人で作成した作品の型紙を置いています。
この型紙を利用されて、ご自身で作られた作品について、
商用利用については全然かまいませんので、
お気に召された方は、ご自由に印刷してお使いください。その際、説明文の中で、このサイトのアドレス http://longtail.ifdef.jp/ を明記し、
「こちらのサイトの型紙を使用しています」などの記載をしていただけると嬉しいです。
1歳のよちよち歩きの赤ちゃん卒業まじかのベビーが背負うリュックにピッタリのコロンとしたかわいいリュックです。
一升餅リュックに使用する生地と必要寸法

表側の布
ベビーリュックの本体とフタ、ポケットに使う布
綿ブロード、綿麻生地、ツイル生地で無地でもプリントでもOK
(布が薄い場合には、ポケット布に接着芯を貼って補強しておく)
必要寸法
写真のように蓋とポケットだけをプリント布を使う場合
プリント布(たて28㎝×よこ45㎝)
無地の布(たて60㎝×よこ46㎝)
本体、ふた、ポケットすべて同じ布で作る場合
好きな布で(110㎝巾×50㎝)
内側布
内側に使う布
キルティング生地がおすすめです。
キルト芯、接着キルト芯を使って自分でキルティングをする場合はブロードの生地とキルト芯を使う。
自分でキルティング生地を作ろうかという方は作り方を載せています。
必要寸法
キルティング生地
内側の布(たて56㎝×よこ52㎝)
※さだきちさんの作り方説明で100㎝×50㎝となっていました。型紙の置き方で変わってきます。
一升餅リュック作りに必要な物
てしごと屋ロングテールさんから型紙をダウンロードさせてもらい、切り取って型紙をつくる
カバンテープ1.5m(2.5㎜巾)8.8.15.60.60.㎝にカットしておく
カバンテープを手作りしても良いです。作り方はキルティング生地の作り方と一緒にご紹介しています。
角かん2個(25㎜巾)
移動かん2個(25㎜巾)
100円均一ダイソーの物を使いました。
(角かんではなくDかんです。Dかんは2こが余ります。)
1㎝幅のゴム 適宜
脇ポケットの口にバイヤステープや綾テープで縁の始末をしていますが
脇ポケット口を輪にして生地を取り2重にしたために飾りとして麻のトーションレースをつけました。
一升餅リュックの作りかた
1:表布と内側布の裁断をする

(キルティングの生地が無かったので綿ブロードに接着キルト芯を貼ってあて布にガーゼ布を使って作りました。)
表布と内側布の裁断をし、すべての材料をそろえてみます。
左から
- 肩ひも
- 本体布:表2枚、内側キルト布2枚、ポケット布
- まち布:表1枚、内側キルト布1枚
- ふた布:表(プリント)1枚、内側キルト布1枚、マグネットボタン1組
- ポケット布:表(プリント)2枚、そこ布:表1枚
写真には無いですがDかん、移動かんを入れて全部の材料です。
ポケット口にトーションレース、名前を刺繍したタグなど飾り物は別に用意します。
2:ふた布に装飾を施す
ふた布にタグを付けたりアップリケを付けたりの装飾をしたいときには先にしておきます。
平織のテープに名前を刺繍して縫い付けました。
3:マグネットボタンを取り付ける

ふたの裏側布とと本体の表布にマグネットボタンを付けておきます。
マグネットボタンの足が入るくらいに目打ちで穴を開け、差し込んででペン台座をはめ、ペンチを使って足を広げて固定します。

本体側は布が一枚だけで頼りないので裏側に芯を貼ってからマグネットボタンを付けます。

3:ふたを縫う
ふたを縫います。
刺繍のタグの付いた表布とマグネットボタンの付いた裏側キルト布

中表に合わせてふたの周囲を縫い代0.8㎝~1.0㎝で縫います。
(Uの字に縫うだけで上の直線部分は縫いません。)

縫い代のカーブに切込みを入れてひっくり返します。
ふたはこれで出来上がりです。アイロンをかけて形を整えておきましょう。

4:ポケットを作る
ポケットを作ります。

ポケット口を輪にしてプリント布を裁断しているので、接着芯は貼りませんでした。
二つ折りにしてポケット口にトーションレースで飾りを付けました。
5:ポケットと底布をつなぐ

6:まち布とポケットとそこ布をつないだものを重ねる
おけっと
待ち布とポケット布を底の中心で合わせ、ポケット布の底を縫います。
2枚の端0.5㎝の所を端ミシンで合わせておきます。
7:内ポケットを残り布で作る
布が余っていたら内ポケットを付けておくとウエットティッシュやハンカチなどの細かい物が取り出しやすくて便利です。
内ポケットは本体の幅と同じにしてポケット口はステッチをいれ、そこ部分は本体に縫い付けて作ります。
8:内側布の一枚にポケット布を仮止めする
内側になる布の一枚にポケットの底を縫い付け、脇側は本体とまちをとめるときにずれないように端から0.5㎜のところを端ミシンをしておきます。

9:内側布の本体布と待ち布を縫い合わせる
内側になるキルティング布の本体とまちの布を合印を合わせ、まち側を本体のカーブに合わせながら縫い合わせていきます。

(この時に ゴム通し穴と返し口を縫い残しておきます。)
10:表布の背中に当たる側の布にカバンテープを仮止めする
テープを15㎝、8㎝を2枚用意して本体布表になる方にしっかりとミシン止めしていきます。
画像のようにDかんを通して縫い付けます。
(ダイソーの移動かんセットを使っています。)

11:表布の本体とまち布を縫い合わせる
表布の本体とまちを内側のキルト生地で合わせたように縫い合わせます。
(合印を合わせてまちの方を見える側に置いてミシンをかけるとやりやすいです。)

袋型に縫い合わせることができたら、肩紐80㎝2本を中央の持ち手を挟むように仮止めをしておきます。
ここまで来たら内袋布の完成です。
12:ふた布を本体背中に付けて内側布と表を合わせる
ふた布を内側布の中央に合わせて仮止めします。
(キルティング生地同士が合わさるように重ねます。)

ここまできたら本体表側の完成です。
13:表袋と内袋を合わせる
内袋側を裏返し、表の袋布を表どうしが合うようにすっぽりと入れ、口のまわりをぐるりと縫います。

打ち袋布の方に開けていた返し口からひっくり返します。
14:ゴム通しのステッチをする
形を整え、リュックの口にゴム通しのステッチをかけます。

上の端から2㎝のラインをぐるりと縫います。
15:ゴムを通す
1㎝幅のゴムテープを通します。
長さは引っ張って広げてみて前回になる程度の寸法にしておきます。

16:カバンテープをDかんに通して縫い留め・完成
最後にカバンテープを移動かんとDかんに通して縫い留めます。

《一升餅リュックの作り方》無料型紙でコロンと可愛いベビーリュック・まとめ
1歳の誕生日の一升餅リュックを無料の型紙をお借りして作ってみました。
接着芯を貼るのをはぶいたりある材料だけで作ってみたりしましたが、
のさだきちさんの作り方を参考にさせていただきました。
一升餅も一升を半分分けたお餅の大きさが結構大きくて入るかどうか心配でしたが ピッタリの大きさでお餅が収まりました。
孫娘がこの一升餅リュックを担いで歩いている姿を見てください。
1升のお餅は約2kgあるそうです。
(1歳1ヶ月・女の子・10ヶ月ごろから歩いている・標準より大き目)

この一歳の誕生日の行事
『1升餅を背負わせるためのリュック』自分のおむつやおもちゃを入れて
お出かけのときに活躍しています。